〈おんな〉の思想 | 集英社インターナショナル 公式サイト

〈おんな〉の思想

私たちは、あなたを忘れない

上野千鶴子・著

¥1,500(本体)+税   
発売日:2013年06月26日

フェミニズムの賞味期限はすぎたのだろうか?

社会学者・上野千鶴子の原点ともなる、フェミニズムをもう一度考えるための一冊。
上野千鶴子の血となり肉となった東西、「知」の古典から、森崎和江、石牟礼道子、田中美津、富岡多恵子、水田宗子、フーコー、サイード、セジウィック、スコット、スピヴァク、バトラーの作品を再読し、解説。そこから、今を生きる私たちが受けとるべき思想的遺産とは。


商品情報

書名(カナ)オンナノシソウ ワタシタチハアナタヲワスレナイ
判型四六判
ページ数304ページ
ジャンル社会
ISBN978-4-7976-7251-0
Cコード0010

著者略歴

上野千鶴子(うえの・ちづこ)

1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。認定NPO法人ウィメンズ・アクションネットワーク(WAN)理事長 http://wan.or.jp/。社会学者。女性学、ジェンダー研究の第一人者。常に時代をリードするフェミニストとして、講義、講演、執筆活動を続ける。近年は、老い、福祉、介護問題への提言など幅広い分野で活躍をしている。主な著書に『近代家族の成立と終焉』(サントリー学芸賞受賞・岩波書店)『家父長制と資本制』(岩波書店)『生き延びるための思想』(岩波書店)『おひとりさまの老後』(法研)『女ぎらい』(紀伊國屋書店)『ケアの社会学』(太田出版)など多数。

目次

第一部 <おんなの本>を読みなおす
戦後日本の文脈に「知」の扉を開いた日本女性作家5人
〜フェミニズム源流の再読で甦る<おんなたち>の系譜〜

●産の思想と男の一代主義
   ──森崎和江『第三の性』
●共振する魂の文学へ
   ──石牟礼道子『苦海浄土』
●リブの産声が聴こえる
   ──田中美津『いのちの女たちへ』
●単独者のニヒリズム
   ──富岡多惠子『藤の衣に麻の衾』
●近代日本男性文学をフェミニズム批評する
   ──水田宗子『物語と反物語の風景』

第二部 ジェンダーで世界を読み換える
20世紀の思想に「知」の軌跡を刻んだ海外作家6人
〜ジェンダー論の再考を促す想像力への視点〜

●セックスは自然でも本能でもない
   ──ミシェル・フーコー『性の歴史Ⅰ 知への意志』
●オリエントとは西洋人の妄想である
   ──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』
●同性愛恐怖と女性嫌悪
   ──イヴ・K・セジウィック『男同士の絆』
●世界を読み換えたジェンダー
   ──ジョーン・W・スコット『ジェンダーと歴史学』
●服従が抵抗に、抵抗が服従に
   ──ガヤトリ・C・スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』
●境界を攪乱する
   ──ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』