『リオとタケル』みなさんの声

『リオとタケル』にたくさんの感想をいただいていますので、いくつかご紹介します。

読む方の環境、年齢、もちろんセクシュアリティ(=性にかかわる欲求と精神性のすべて)によっても、感じ方、考え方は千差万別でしょう。

〈7/7から欧州最大のゲイ・パレードがマドリードで開催中〉、〈国連が全職員に同性婚を容認〉、〈LGBT市場の拡大〉など、日々のニュースでも、“セクシュアリティ”に関わるものをたくさん目にします。

本書を少しでも多くの方に読んでいただいて、少しでも多くの感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。

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◆こんな恋に落ちたら性別なんか関係なく、もう「奇跡、羨ましい!」としか言えない!
(30代・女性)

◆リオとタケルは「ゲイ」である。でも、彼らは何も特別じゃない。演劇やアートの世界で地位と名声を得もした。これは、セクシャルマイノリティという側面から見る、2人の人生のお話。
(30代・女性)

◆セクシュアリティの形を限定しなくてもいい。流動的でいい。心が何を求めるかで決まる……という部分に深く共感しました。
(40代・女性)

◆私はリオとタケルのようにお互いを誰よりも強く深く求め、信頼できる相手にまだ出会っていない。この先出会えるかどうかわからないけれど、これほど強く惹かれあえる人でなければ、一緒に生きようとは思わない。極端ですが、そう改めて自分の価値観を信じることができた一冊です。
(40代・女性)

◆学生時代に自分が同性の先輩に惹かれていた頃のことを思い出しました。誰でもみんな何かしら自分のセクシャリティについて語るべき物語を持ってる気がします。
(40代・女性)

◆私たちは無知による偏見から、無自覚に誰かを傷つけているかも知れません。セクシュアリティの問題を超え、個人を尊重することの大切さを考える本でした。
(40代・女性)

◆「朝は白米」派が多くを占める家族の中で、パン派がいてもいい。それぐらいのことだと思った。
(20代・男性)

◆演出家や照明デザイナー、舞台美術や衣装担当など、アメリカの演劇界の第一線で活躍する人たちのインタビューが読めて、アメリカでは舞台がどんな人たちによって、どんな風に作られているのかが分かって面白かった。リオさんとタケルさんが関わった舞台を見てみたいです。
(40代・女性)

◆読者の私から見て人として魅力的な彼らが、それぞれ互いの魅力に惹かれ合うことにはなんの疑問も抱きませんでした。
(20代・男性)

◆セクシュアルマイノリティーについて理解を深めるだけではなく、自問自答しながら今まで意識しなかった問いについて考えさせられる本でした。(中略)自分の周りの環境で築いた「常識」では、今後も理解できないことにたくさん遭遇すると思うけれども、否定するのではなく、異なる価値観や背景を受けとめていく努力が、本当に必要だと感じます。
(30代・女性)

◆劇的なことはほとんど起きないのに、これほど人間の生身の体温を感じさせる本は久しぶりでした。
(30代・男性)

◆とっても!! とってもいい本!! でした。二人の愛に感動しました!! 涙したり、ため息ついたり、降参したり、お料理をがんばってみたり、本当に深い愛の物語でした。
(60代・女性)

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感想を寄せていただいた皆さま、ありがとうございました!

引き続き、ご意見・ご感想などお待ちしています。

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『リオとタケル』みなさんの声” への1件のフィードバック

  1. 母に勧められて『インパラの朝』を読んだのが2週間ほど前。シリアでのセクシュアリティについてのエピソードにドキリとしました。母とLGBTについて語り合いはするものの、私自身についてはカミングアウトしていません。母は何を思ってこの一冊を勧めたのか…。悩みつつも中村さんにすっかり魅了されました。HPではちょうどLGBTについての丁寧なレポートを掲載してくださっていて、さらにこの『リオとタケル』刊行。取材を通じて自らを見つめる中村さんをさらに通じて、LGBTについて興味を持った十代始め〜これまでの自分を思い返しました。大学には日本で初めてゲイだとカミングアウトした上で牧師になった先生がいました。彼が『セクシュアリティは、バリエーション、グラデーション♩』と歌っていたのを覚えています。それを聞いて『しばらくはグレーでいいや』と思ったのが6年前。今は自分の色を生きています。それでも時折襲ってくる不安を、リオさんとタケルさん、そして中村さんが和らげてくださいました。専門ではありませんでしたが、演劇好きで、学んでもいました。『セクシュアリティ』『演劇』という私の人生の二大テーマをこんなにも素敵な一冊にしてくださった中村さんに、深く感謝し、ますます惚れ込んだ読書体験でした。ありがとうございました。B&Bでのトークショーを心待ちにしております。

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