2014年3月27日、ジュンク堂書店 池袋本店に工業デザイナー・水戸岡鋭治さんをお招きして、JUNKトークセッション《「ななつ星 in 九州」のデザイナーが「仕事」を語る ─あと1%だけ、やってみよう─》が開催されました。
『あと1%だけ、やってみよう 〜私の仕事哲学』の著者・水戸岡さんが、「ななつ星」製造の裏話を交えながら、ご自身の仕事に対する考え方について語ってくださいました。
聞き手は、ノンフィクション作家の一志治夫さん。
「ななつ星」の製造過程から取材を続けている一志さんからの質問を受けて、ななつ星誕生秘話もたっぷり聞かせていただきました!
現場では、殴り合いが起きるほどだったという「ななつ星 in 九州」。
水戸岡さんにとって、これまでの集大成の仕事、かつてないほど力を入れざるを得なかった理由は、どこにあったのか。
それは、列車ができていない1年前から予約が10倍近い競争率になったからだったそうです。
まだ、陰も形もなかった「ななつ星」に対して、そんなにも期待してくれているお客様がいるのかと思うと、手を抜くことができなくなり、「もっと、もっと」と自分の中で要求が高まっていったそうです。
そのため作業は難航。
運行一ヶ月前のプレス発表の日に、最高級の7号車が未完成で「プレスに見せることができない状態」だったそうです。
どうしよう、と困惑していると、JR九州の唐池社長が「未完成の車両というのは、今しか見られないよね。二度とない機会だから、プレスに見せちゃおう」と言ってくれたそうです。
「その一言で救われた思いがした」という感動的なエピソードなども披露してくださいました。
「よーし、自分も、明日から仕事を『あと1%だけ、がんばってみよう!』」とモチベーション高まるお話が満載でした。
満員の会場のお客様も、メモを取るなど熱心に水戸岡さんのお話に、耳を傾けてくださいました。
ご来場いただいた皆さま、関係者の皆さま、どうもありがとうございました!
TKD48
全然知りませんでした。
本は購入したのですが…。行きたかったです。
また行う予定はないのでしょうか。
もしくは動画のアップなどはされないのでしょうか。