「kotoba コトバ」2015年冬号 発売のお知らせ

12月6日(土)に、集英社クオータリー「kotoba コトバ」2015年冬号が発売されます。

今回の巻頭特集は

「富士山の力」 です。

kotoba2015冬

昨年6月、世界文化遺産に登録されることで注目を集めた富士山は、今年9月の御嶽山の噴火によって、かつて歴史的な大噴火を繰り返した火山であることをあらためて思い起こさせてくれました。その予期せぬ自然への畏怖が、日本人の富士山に対する崇拝、信仰の源になっていることは間違いありません。また、大きなスパンで見ると、その富士山の噴火こそが、日本人に大きな恩恵をもたらしています。

今回の特集では、富士山のもつ力、それは自然の力だけではなく、その美しさや厳しさがもたらした信仰、芸術、文化の力も含めての「富士山の力」に、さまざまな角度から迫りました。

山折哲雄さん、藤原新也さん、中沢新一さん、夢枕獏さんらには、日本人にとって富士山とはいかなる意味をもつ山だったのか、語っていただきました。富士講、修験道、富士塚などの富士にまつわる信仰、宗教の話を宗教学者の島薗進さんらに、また、和歌、絵画、写真、能、歌舞伎から銭湯絵、漫画に到るまで、富士山が日本の芸術・文化にどのように大きな影響を与えてきたのかを、それぞれの分野の専門家に執筆していただきました。

また、火山学者の鎌田浩毅さんや数学者の桜井進さんには富士山の自然条件を、野口健さん、角幡唯介さん、石川直樹さんらには登山家・冒険家にとっての富士山を語っていただきました。

特集以外にも、池上彰さんの「朝鮮半島問題」、広瀬隆さんの「すべては『長崎』から始まった」など、読みどころ満載です。

「kotoba」2015年冬号、ぜひお近くの書店で手にとってみてください。

「kotoba」編集長 田中伊織

★集英社クォータリー「kotoba」公式サイト