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第一線で格闘技の取材・執筆を続けてきたジャーナリストが綴る、「20年目の真実」

2018年3月8日

著者の近藤隆夫さんは、1967年生まれです。小学校の頃からプロレスをこよなく愛し、毎週金曜日夜には、他のクラスメイトが「太陽にほえろ!」や「3年B組金八先生」を観ている時にも、同時間に放送されていたテレビ朝日系列の「ワールドプロレスリング」を欠かさず観ていた思い出が、本書にも語られています。

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プロレスをこよなく愛していた著者は、「プロレスなんて、ショーなんだよ」と否定的に見るクラスメートに対して、敢然とプロレスを擁護。その様子が本書にも出てきます。

限りなく熱いプロレスへの愛情。担当者の私は、小学生の頃はどちらかというと、プロレスに懐疑的な目を持っていた方だったので、近藤少年のピュアな情熱には、読んでいてなおさら心を打たれるものがありました。

(ちょっと言い訳を言わせていただければ、私が小学生の頃というのは、近藤さんの小学校時代より数年前の時代であり、テレビで「タイガーマスク」というアニメをやっていまして、毎週毎週、ものすごい流血と暴力シーンとがアニメで繰り広げられており――何しろ「虎の穴」の悪役レスラーは、「裏切り者」タイガーマスクを本気で殺しに来るのですから――実際のプロレス中継が、ショーに見えてしまったのです)

好きが高じて格闘技雑誌の記者・編集者となった著者が、本書では20年前の世紀の一戦、ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦の「PRIDE. 1」の背景にあった真実の姿をルポします。ヒクソンの圧勝、高田の惨敗に終わったその試合は結果として、プロレス界、格闘技界の勢力図を塗り替える「歴史的一戦」と位置づけられています。



ヒクソン・グレイシーとの親交が厚く、また、プロレスの全盛期、総合格闘技の黎明期を経て現在まで、第一線で格闘技の取材・執筆を続けてきたジャーナリストの近藤隆夫さんが、今だからこそ語れる「20年目の真実」を書き下ろしました。ぜひ、お楽しみください。