九段下ビルに入れる、最後のチャンスです!

2011年12月12日

都心に廃墟があるのをご存じですか?

靖国神社にほど近い、千代田区神田神保町3丁目にある雑居ビルで、名前を「九段下ビル」といいます(旧称:今川小路共同建築)。

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1927年(昭和2年)に、同潤会アパートや聖橋などと同じく、関東大震災後の東京復興のランドマークとして建てられました。


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鉄筋コンクリート造の中規模ビルディングで、1階は路面店舗、2階には商店主の居宅、3階は貸事務所という配置であった。看板建築の個人商店が立ち並ぶ町を立体化することで、土地の有効活用や災害耐性の強化などを図る目論見で、同種の企画は他にも立てられていたが、商業施設兼用の復興住宅として実現に至ったのは九段下ビルだけであった。

1935年にはニットー・タイヘイ東京吹込處が置かれ、多くの流行歌がここで収録された。また戦後の昭和30年代以降、大原簿記学校が当ビルで永らく開校していた。その後3階は区割りされ賃貸住宅に転用された。

都心の超一等地にあるため地上げの格好のターゲットにされ地権が複雑化したが、バブル崩壊によって沙汰止みになり、補修の手を加えられぬまま老朽化が進んだ。

屋上付帯設備を含め地上4階で、磁器タイル仕上げ。晩年は剥落事故防止の観点から外構をネットで覆っていた。(Wikipediaより)

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「タモリ倶楽部」(2010年7月23日)でも「千代田区神田のミステリーゾーン 生ける廃墟・九段下ビルを探訪」として特集されたので、ご存じの方もいらっしゃるかも。

この歴史あるビルが、ついに今年いっぱいで取り壊されることになりました。取り壊しまでの期間、中にギャラリースペースを設けて、さまざまなイベントを開催しています。

12月11日までは女子美術大学大学院日本画修士1年の女性6人による「Where is…? 展」が開催中でしたので、行って来ました!


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廃墟って、怖いのに何か心惹かれるものがあるのはナゼでしょう?(笑)

階段もしっかりしていて、変な臭いもないため、危なくも気持ち悪くもないのですが、それがかえって人の気配のないままゆっくりと長い年月をかけて朽ちてきたビルの寂しさを強調しているようでした。


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12月26日までのイベント予定は確定で、それ以降は未定だそうです。

●九段下アトリエブログ
http://kudanatelier.blog.fc2.com/blog-entry-13.html

貴重な建物に入れる最後のチャンスです!


お見逃しなくconfident.gif


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担当M

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コメント / トラックバック2件

  1. 下田 武夫 より:

    何故か、ずーっと気になっていました。中に入ったことはありませんでしたが、九段下の象徴のような存在でした。大震災後の復興計画による建物が、次々に解体されてゆくのは悲しいことです。わが国では歴史的なモニュメントのような建築物の保存が出来ないのは、市民の文化的な意識の欠如か、行政の怠慢か、デベロパーの横暴を許す関連法規のあり方か?

  2. 福持貞保 より:

    私の父(故人)は同ビルにて歯医者をしていました。
    父の名は「福持貞孝」(フクモチサダタカ)と言います。

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