ウサイン・ボルトに会えるまで[リオ・オリンピック編]
ウサイン・ボルトが帰ってきました!
いつも、「あそこが痛いから欠場する」「今回は出ないかもしれない」「もう引退するのでは?」と陸上ファンをヤキモキさせているボルトが、今週の8日(リオ現地時間)に記者会見に臨み、元気な姿を見せてくれました。
「今回のリオが最後の五輪。19秒を切って、200メートルで世界記録を出す!」という「公約」までしてくれました(足が痛いと言っていたくせに、お約束のサンバも踊っていました……)。
今回も 100メートル、200メートル、4×100メートルリレー に出場するボルトですが、やはり世界の注目は100メートルです。
予選から決勝はすべて、現地時間の8月14日(日)に行われますが、決勝は日本時間8月15日(月)の午前10時25分に予定されています。
最大のライバルとしては、昨年の北京世界陸上でも100分の1秒差までボルトを追い詰めたアメリカのジャスティン・ガトリン、そして、同僚でもあるジャマイカのヨハン・ブレークの名前が挙がっています。
ボルトが圧勝する! と思いたいですが、100メートルに関してはボルトと他の選手の差はあきらかに詰まっていると思います。
ミスをして勝てるほどの余裕はボルトにはないのでは…
ただ、ボルトは勝ち負けを超えた楽しさを持っている稀有なアスリートです(エンターテイナーと言ってもいいでしょう)。
『ウサイン・ボルト自伝』によると、北京五輪では、口に合うものがなくチキンナゲットばかり食べ続け、ついに滞在中に合計1000個以上を平らげたという、アホな お茶目な エピソードも残しています。
今回も、世界記録だけではなく、競技後の記者会見での、オモシロ発言にもぜひ期待しましょう。
破天荒な人生だけではなく、彼の陸上に対する真剣な思いが綴られた『ウサイン・ボルト自伝』をぜひ手元に置いていただき、リオ五輪の陸上をめいっぱい楽しんでください!
担当NBO