『ONE PIECE』のモデルになった海賊たちの意外な“最期”をご存じですか?

2016年7月26日

ONE PIECE勝利学
こんにちは、編集者kkcです。

集英社インターナショナルが刊行する「勝利学シリーズ」の最新刊、『ONE PIECE勝利学』が本日発売となりました!


東海大学教授の山田吉彦先生が「総合海洋学」の見地から『ONE PIECE』を読み解いていく本書には、コアなワンピファンの方にも楽しんでいただける「海賊トリビア」が盛りだくさん詰まっています。

ご存じの通り、『ONE PIECE』には実在の海賊をモデルにしたキャラクターが多数登場するわけですが、ぼくが本書を編集していて特に興味深かったのが彼らの実に多様な“最期”です。


たとえば、四皇“黒ひげ” マーシャル・D・ティーチ のモデルとして知られる エドワード・ティーチ

カリブ海や大西洋沿岸を荒らし回った大海賊である彼の最期は実にあっけないもので、酒を飲んで酔いつぶれているところをイギリス海軍に襲われて殺されてしまったそうです。

エドワード・ティーチといえば、突如拳銃で部下の足を撃ち抜いて「命の危険を察知できないやつは、撃たれても仕方がない」と悪態を吐いたエピソードが有名ですが、そんなことを言っていた当人が酒に飲まれて命を落としてしまうとは皮肉ですよね。


また、麦わらの一味の戦闘員 ロロノア・ゾロ のモデルとなった フランシス・ロロノア という海賊の最期も印象的です。

財宝の隠し場所を吐かせるためならば、敵の舌を引き抜いたり、生きたまま胸を切り裂いて心臓を抜き出したりという残虐な拷問も平然とやってのけたロロノアは、まさに正真正銘の大悪党。

1666年には700人の部下とともにスペイン軍が守るマラカイボの町を襲撃し、軍人500人を殺害したという記録を残しています。

しかし、そんな抑制のきかない略奪行為がニカラグア沿岸のインディオたちの怒りを買い、ついには身柄を拘束されて八つ裂きにされてしまいます。

ロロノアの殺害後もインディオたちの怒りと恐怖は収まらず、彼の死体を焼いて残った骨は粉々に砕かれ、撒き散らされたそうです。

「なにもそこまでせんでも……」とも思っていますが、それほどまでにロロノアへの憎しみと恐怖は根深いものだったのでしょう。


もちろん、本書で紹介している海賊たちのエピソードが『ONE PIECE』に登場する海賊たちのパーソナリティーと完全にリンクしているわけではありません。

しかし、実在した海賊たちの破天荒な逸話を知ったあとで『ONE PIECE』を読み返すと、苛酷な海を往くルフィたちの冒険活劇がより味わい深く、重みのあるものに感じられるはずです。

ここで紹介した「海賊トリビア」は、まだまだほんの一部。

ご興味がある方は、ぜひ書店で『ONE PIECE勝利学』をお買い求めください。

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