『オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか』発売のお知らせ

2015年6月19日

唐突ですが、「生態系ピラミッド」ってご存知でしょうか?

生物間での食物連鎖の関係を描いた図なのですが、実はこの図にすごく重要なメッセージが込められています。

そのことについて書かれたのが、来週6月26日(金)発売の、

『オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか』(山田健・著)

です。

(見本が届きました☆)
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著者の山田健さんはサントリー「天然水の森」のプロジェクトリーダーとして、全国の森林や農地を調査し、豊かな水に不可欠な、豊かな生態系を取り戻す活動をしています。

山田さんによると、持続可能な豊かな水は多様な生物が住まう豊かな土壌から生まれ、豊かな土壌は生物の多様性と相互一体なのだそうです。

ですが、いざ豊かな生態系を取り戻そうとしても、現在の日本の生態系ピラミッドは絶滅種で穴だらけです。


「生態系って言ったって、人間には関係ないのでは?」

ちょっ、ちょっと待ってください。
実は、関係があるんです。

というのも、今、豊かな土壌が地球規模で減っているんです!

歴史を遡ってみると、過去の文明は豊かな土壌に恵まれて勃興し、土壌を略奪し尽くして滅亡しました。

たとえば黄河文明では聖君主による「治水」で人々は河の氾濫から守られ、それとひきかえに土壌は痩せていきました。

「氾濫」が、実は土壌の栄養補給に欠かせないものだったのです。


現在、世界の農地や放牧地、森林で失われている土壌は、毎年推定で240億トン

一人あたり、実に3.4億トンもの土壌が消えているのです。

これは人間にも大きく関係してくることですよね。

その土壌を守り育てるためには、生態系ピラミッドの再構築が不可欠なのです。

では、一体どうすればいいのでしょうか。


本書では、山田さんが全国の森林や田畑でのフィールドワークから得た見地をもとに、人類を含めた生き物達の未来を守るために、森で、農地で、都市で出来ることは何なのか。

その対策を探っていきます。

農薬や除草剤に頼らなくても、手間のかからない有機栽培法。

森林の土壌を守りながら「限界集落」を「元気集落」にする方法。

カエルやドジョウ、美しいカワセミやヤマセミ、大勢のホタル、準絶滅危惧種のカヤネズミ、そしてコウノトリが訪れる、生命にあふれた田んぼを復活させる方法……。


是非、書店でお手に取って頂き、ステキな日本の未来を思い浮かべて頂けたら幸いです。

「実際にやってみようかな♪」と思っていただけたなら感無量であります。

どうぞ、ご期待下さい!

担当:Y


★6月26日(金)発売!!
『オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか』(山田健・著)

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コメント / トラックバック1件

  1. 宮本良治 より:

    東京農工大の丸山教授がオオカミ導入を奨めていますが、理解は拡がらないようです。オオカミ絶滅が鹿の増加を招き、先の静岡県の電気柵事故のように安全対策不備は許されませんが農山村は自衛に苦労しています。
     鹿は増加するのにウサギは減少する。本書を読んではいませんが鹿増加による植生破壊で鷹などからウサギの隠れ場所がなくなったからでは。
     以前、森林公園の車道にクルミが落ちていて林内にはもっとたくさんと期待しましたがありませんでした。リス、ネズミは樹木下は安心して実を拾えるが道路上は天敵に見つけられ易く欲しいは我慢。と推測しました。

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