2018年2月 のアーカイブ

「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」の単行本、第2集が発売中です!

2018年2月27日

日本人の名字は、10万種類以上もあるそうで、これは、世界的に見ても、とても種類が多いそうです。

さらに特徴的なのは、その10万種類の名字のうち、上位の1万種類だけで日本人全体の9割をカバーすること。つまり、日本人全体の1割の中に、9万種類以上の名字が存在するということのようです。レア名字=珍名さんが、ものすごく多いという印象を与えるのは、このためのようです。


お待たせしました! NHKテレビの人気番組「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」の単行本、第2集の登場です。


0330

今回登場するお名前は、「佐藤さん」「高橋さん」「あべさん」、さらにあっと驚くような「レア名字」、「動物がつく名字」に「強そうな名字」です。

「佐藤さん」は、現在日本で最も多い名字、総勢200万人と言われている、まさに「キング・オブ・名字」です。特に、東日本、東北地方に多いそうです。

秋田県の鳥海町は、なんと、人口の3割が「佐藤さん」! 番組で取材に行った町の様子も、本書の中に収録されています。

また、ランキング3位の「高橋さん」、23位の「あべさん」(阿倍、阿部、安倍、安部……と、いろいろな書き方があります)のルーツを探ります。

また、信じられないような珍名さん、レア名字はなぜこんなに多いのか? その謎にも迫ります。

さらに、「馬」「熊」「猪」などをはじめとする動物がつく「動物名字」も多種多様に存在します。「鶴」「鵜」などの鳥類、「蟻」「蚊」などの昆虫、「鯵」「鰯」などの魚類に「海老」「亀」「蟹」など甲殻類など、なぜ、名字に動物がつくのか。

そして、「剛力」「鬼」「黒武者」……などの強そうな名字は、どこからきたのか……?

普段、何気なく使っているそれぞれの人名には、私たちの先祖からのメッセージが込められています。

番組を見ている方も、見ていない方も楽しめる本書。読めば思わず誰かに語りたくなる面白い知識がいっぱいです。第1集とあわせて、ぜひお楽しみください!

佐藤優さんの最新刊『ファシズムの正体』、好評発売中です。

2018年2月22日

都内某ホテルで、佐藤さんに本書の企画をお願いしに行った時のことです。

佐藤さんは「ファシズムとか、ファシストとか言う単語は、日本では絶対悪のシンボルとなっていて、相手を罵る言葉として使われています。

だから、日本では冷静な議論がほとんどなされていません。

ファシズムの本質をしっかりとつかんで、きちんと向き合うためにも、複雑な論理で組み立てられているファシズム現象を分析する書籍が必要です」と語られると、全体の構成について、その場で一気に決められました。



そんな佐藤さんとの打ち合わせで強く印象に残っているのが、

その膨大な知識の片鱗に触れたときのことです。

「当時の認識を『等身大』で見ることが、ファシズムを理解する早道なのです」。そう述べられた佐藤さんは、近年刊行された書物だけでなく、

ファシズムが起こった時代の本も参考資料として挙げられていきました。

一通り資料を挙げると佐藤さんは、

書籍の内容だけでなく本が書かれた当時の政治状況や

作者の性格までを丁寧に説明してくださいました。

古今東西の浩瀚(こうかん)な書物に精通する佐藤さんの知識量に

改めて驚かされました。



また、打ち合わせで意外に感じたのは、

「ファシズムは福祉国家論と親和的」とおっしゃったことです。

ファシズムは新自由主義的資本主義がもたらす、失業・貧困・格差などの問題を、国家の介入によって是正することを特徴とし、
それゆえ失業や貧困にあえぐ国民から支持されやすい、というのが理由でした。

今まで聞いたことのないようなファシズムの論理を佐藤さんからうかがい、

「これはすごい本になる」という期待に胸が膨らみました。



「魅力的に見えるからこそ、危険な思想であるファシズム」を詳細に分析した『ファシズムの正体』は、

インターナショナル新書公式サイトで「まえがき」と「序章」を公開中です。

ぜひご覧ください。



ins1802cover_obi_sato

担当本川浩史

「kotoba コトバ」ブレードランナー特集号、発売のお知らせ

2018年2月21日

来たる3月6日(火)、集英社クオータリー「kotoba(コトバ)」2018年春号が発売されます。


kotoba No 31 文字のみ

今号の巻頭特集は、「ブレードランナー2019-2049」です。

1982年に公開され、カルト的な人気を得た「ブレードランナー」と、その続編として昨年公開された「ブレードランナー2049」、その間を繋ぐ3つの短編映画。さらにフィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をテーマに、これらの作品の根底にある問い、「人間とは何か?」について、様々な角度から迫りました。


思想家の内田樹、アニメーション監督の渡辺信一郎、漫画家の荒木飛呂彦、人工知能学者の松原仁、政治学者の藤原帰一……。「ブレードランナー」に深く関わり、また愛してきた面々が、それぞれ専門分野の視点から、この伝説的な映画の核心について熱く語ってくれました。

圧巻は、前作と「2049」の双方の脚本を担当したハンプトン・ファンチャーの単独インタビューです。今まで「ブレードランナー」について議論され、あるいは伝説として語られてきた数々の疑問に答えてくれました。これは、「ブレードランナー」の歴史に新たなページを付け加えたインタビューと言っても過言ではありません。
 
皆さんは、「デッカードはレプリカントでしょうか」などという無粋な質問に、ファンチャーが何と答えたと思いますか? 当意即妙の受け答えは、どうか「kotoba」でお読みください。


また、フィリップ・K・ディックの短編小説で文庫本未収録の「彼女が望んだ世界」も大森望の新訳でお届けします。

「ブレードランナー」と「ブレードランナー2049」にご興味ある方には、間違いなく永久保存版となる「kotoba」春号。ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。


「kotoba」編集長 田中伊織

2月24日、『伊藤万理華写真集 エトランゼ』発売記念サイン本お渡し会のお知らせ

2018年2月15日

『伊藤万理華写真集 エトランゼ』発売を記念して、2月24日(土)、大阪の紀伊國屋書店グランフロント大阪店で、サイン本お渡し会を開催することが決定しました。詳細は紀伊國屋書店のサイトをご覧下さい。

2月20日、『伊藤万理華写真集 エトランゼ』出版記念お渡し会のお知らせ

2018年2月7日

『伊藤万理華写真集 エトランゼ』発売日の2月20日(火)、東京の福家書店・新宿サブナード店で、お渡し会を開催することが決定しました。詳細は福家書店のサイトをご覧下さい。

カバー表1_nn_帯なし

羽生善治が語る、棋士とAIの未来とは? 『AIに心は宿るのか』本日発売

2018年2月7日

芸術を愛でる心、そして新たな芸術を生み出す心は、地球上で人類のみが有する稀有な能力のひとつでしょう。しかし、近年AIは、作家のように破綻のない物語を創作し、将棋や囲碁のトップ棋士を驚嘆させるほどの「新手」(それまで指されなかった新たな指し手)を生み出すまでに飛躍的な進歩を遂げました。

汎用AIの研究を30年以上にわたって続けてきた松原仁先生は、そんなAIの活躍を目にするたびに、歓喜すると同時に、嫉妬にも似た「悔しさ」を覚えるのだと言います。

この悔しさの正体は一体何なのか?
そして、「人の似姿」であるAIが社会に進出したとき、私たちの日常はいかに変容していくのか?

本書では、AIという映し鏡を通して、未だ解明されない「人の心」を探求していきます。

「めまぐるしく更新されてゆく『テクノロジー』を題材にした本だからこそ、3年後には賞味期限が切れているような瞬間消費的なものにはしたくない」。これは、この本の制作中に私が一貫して抱いていた思いです。

本書が10年、20年と、長く、広く読み継がれていくことを願っています。

この本のゲラが出たのは、羽生先生が永世七冠の快挙を成し遂げた2日後の昨年12月7日。報道陣が殺到し、多忙を極めていらっしゃるであろうこの時期に、私は羽生先生へ「ゲラご確認のお願い」をしなければなりませんでした。
申し訳なさと心苦しさを感じながら、できる限り余裕をもったスケジュールを組んで「ご確認のお願い」のメールをお送りしたのが7日の午後20時。

「羽生先生は、おそらく今の日本で最も多忙を極める方。一週間、いや、10日はお返事をいただけないかもしれない。それでもじっくりとお待ちしよう。」

そう覚悟を決めた矢先でした。なんと、羽生先生はわずか数時間でゲラを確認し、お返事をくださったのです。
どれほど多忙を極め、拍手と喝采の轟音にさらされていようと、常に真摯に、誠実に、私たちと向き合ってくださる羽生先生の人としてのあり方に、ただただ心を打たれた夜でした。

本が一冊刊行されるまでには、著者やライター、校閲者、デザイナー、カメラマン……と大勢の方々の力を借りなければなりません。もちろん、この本も、著者の松原仁先生や構成を担当してくださったライターの森旭彦さんをはじめとして、大勢の関係者の手を経て形となりました。

松原先生や羽生先生の「思い」を、読者の皆さんがどのように受け止めるのか、とても楽しみです。少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ書店で手にとってご感想をお聞かせください。

『AIに心は宿るのか』、本日発売です。

担当:菊池