‘知のトレッキング叢書’ カテゴリーのアーカイブ

『北極大異変』が発売になりました。

2016年4月26日

知のトレッキング叢書 『北極大異変』が発売になりました。

本書は、北極に35年以上通い続け、科学者と共に観測調査をし、先住民に取材をしてきたカナダ人ジャーナリストが、その成果のすべてをまとめたものです。

最近まで北極は単なる氷の塊と思われていました。

そのため、どの国も関心が低く、積極的に領土権を主張せず、環境を破壊する規模の開発を制限する国際法も、海に石油が流出した時の対処法も、考える必要もありませんでした。

ところが、地球温暖化による解氷で船が航行できるようになり、また、氷の下にあった「眠る大量の未発見資源」(石油、天然ガス、金属など)が掘削できるようになったことで状況が一変したのです。

ロシア、カナダ、アメリカなど北極圏に領土を持つ国だけではなく、中国や石油メジャー、そして日本もなりふり構わずむらがっているのが現状です。

巨大な利権が生まれたため、北極を守る条約の制定も困難になってしまっています。

上記のエネルギー問題、領土争いに加え、異常気象による自然災害の増加や生態系の変化、そして災害と生態系の破壊の影響を受け、文化を守ることができなくなった先住民たち……など、北極には地球規模の問題が山積しています。

著者は北極が抱える問題を、冷静な視点でリポートしています。

北極、そして地球の未来はどうなっていくのか?
全貌がわからない問題にどうやって対処すればいいのか?

大きすぎる問題ですが、「目の前で苦しむ人々や生物がいるのだから、対処する」という著者のリアリスティックな姿勢は、北米や北極圏問題に係わる人々に高く評価されています。

ぜひご一読いただけますと大変うれしく思います。

担当F

北極大異変

4月26日発売『北極大異変』


★知のトレッキング叢書

新しいワインの見方に、目からウロコ! 『新・ワイン学入門』発売のお知らせ。

2015年12月16日


このたび、「知のトレッキング叢書」の最新刊として、福田育弘著『新・ワイン学入門』(福田育弘・著)を刊行しました。


ワイン学見本


これまで何度かのワインブームを経て、ここ数年は第七次ワインブームといわれます。

その隆盛を牽引するのは新大陸と、そしていま熱い注目を集める日本ワインです。

昔のような甘いワインを想像していたとしたら大間違い。

日本ワインは確実に美味しくなったと言われますが、その理由とは?

そして、偉大なワインの産地は、むしろ自然条件に恵まれない土地であるという知られざる驚異の真実も、解き明かされています。

日仏のワインの歴史、世界の飲食スタイルの違いなど、飲食の社会学という独自の視点で論じた新しいワインの常識。

新しいワインの見方に、目からウロコ、間違いなし、です!


作家でワイナリーのオーナーでもある、玉村豊男さんからも


「フランス人には読ませたくない。
日本ワインが元気になる本」


と、素敵な推薦の言葉をいただきました。


『新・ワイン学入門』、ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。

担当KG


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知のトレッキング叢書より『日本人と漢字』(笹原宏之・著)が発売になりました。

2015年12月1日

11月26日(木)に、知のトレッキング叢書の新刊『日本人と漢字』(笹原宏之・著)が発売になりました。

本書では、「漢字は変化し続ける」ということを、中国で漢字が生まれ日本に伝播するまでの歴史から、日本人がその繊細さと情緒の豊かさで独自の漢字文化をつくるまで、そして、最新の漢字の変化を追うことで伝えようとしています。

漢字というと、日本人として覚えなくてはいけないもの、正しく使わなければ恥ずかしいもの、というイメージが一般的です。

ですが、漢字の歴史を学んでみると、日本人は驚くほど柔軟に漢字とつき合ってきたことがわかります。

現代人が最も窮屈な漢字運用をしているような気すらしてくるほどです。


とはいえ、現代日本人も細かなニュアンスを表現するために、いろんな工夫を知らず知らずにしています。

たとえば、著者の笹原宏之先生が名前をつけたある現象があります。

それは、「抜き漢字」。

「憎いねぇ~」を「ニクいねぇ~」と書いたり、「適当」を「テキトー」と書いたりすることです。

漢字が書けないからカタカナにしている訳ではありませんよね。

言葉の軽さを表現するためにあえてカタカナに、漢字を抜いて書いています。

「抜き漢字」からは、気持ちや事柄をニュアンスまで正確に伝えたいという創意工夫が感じられます。


「抜き漢字」のような、現在進行形の興味深い漢字にまつわる現象を、本書を読んでから、実生活でも観察してみる人が増えたらうれしい限りです。

手抜きとみるか、創意工夫とみるかで「最近の若い人は……」から「なかなかやるじゃん」に変わったりもします。

担当・FKDも今後は古典の勉強をしながら、現状も追いかけていきたいと思います。


amazon_日本人と漢字

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『驚くべき日本美術』間もなく発売です。

2015年10月23日

10月26日に、知のトレッキング叢書より『驚くべき日本美術』が発売になります。

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見本が届きました!



本書は、美術史家の山下裕二さんの日本美術論に、美術ライターであり山下さんの授業の熱心な聴講生でもあった橋本麻里さんが迫ったもの。

お二人からいただいたメッセージを紹介します。


●山下裕二さん
「日本美術は言葉では説明できない」ということを、
なんとか言葉で説明した本です。
結局、「見る」しかないのです。
そして、先人たちが共有してきたニュアンスを感じ取ってほしいと思います。

●橋本麻里さん
実は対象が日本美術以外であっても、「見る」ということに普遍的な、
「向き合い方」の指南書になっているのではないかと思います。


表紙の作品は、蒼野甘夏さんという若手日本画家の作品「ビル風赤松図」
まさに《驚くべき》と言うのにふさわしい新鮮で魅力的な作品です。

書店やミュージアムショップなどで手に取ってみてください。

そして、本書に書かれた日本美術にアクセスするパスワードを手掛かりに、ぜひ実物を見に出掛けてください!

担当M

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アストロバイオロジー(宇宙生物学)入門書『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』発売のお知らせ

2015年9月18日

9月25日(金)に、知のトレッキング叢書 最新刊 『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』が発売になります。

著者は「たんぽぽ計画」研究グループの代表・山岸明彦さんです。

たんぽぽ計画とは、宇宙空間を漂う微生物や有機物の捕集を試みる、日本初のアストロバイオロジー宇宙実験で、2015年5月から国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で行われています。

「地球最初の生命は、一体どこで生まれたのか」
「地球の生命に共通する特徴は、果たして生命にとって本質的なものなのか」

といった生命に関するさまざまな謎を、山岸明彦さんがわかりやすく解説しています。

刊行記念イベントや立ち読みも予定しておりますので、お楽しみに!

担当:MTKW


9/25(金)発売!!
★『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』

生命はいつ見本

見本が届きました!


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映画作家・想田和弘さんの『カメラを持て、町へ出よう―「観察映画」論』が発売になります!

2015年7月21日


世界中の映画祭で喝采を浴びたドキュメンタリー映画『選挙』『精神』をご存じでしょうか?

映画作家・想田和弘さんが「観察映画」と呼ぶユニークな手法で撮った作品です。

その「観察映画」の作り方と哲学を通じて、読者に新たな「世界の見方」のヒントを提示したい――。

本書『カメラを持て、町へ出よう 「観察映画」論』はこのような意図で作られました。

ドキュメンタリー映画のハウツーにとどまりません。
文章や映像などさまざまな表現分野に携わっている人、メディアの見方を鍛えたい人は、必ず目を見開かされる内容です。

想田さんは次のように書いています。

「本書で論じているのは僕自身の極私的な方法論ですが、特殊なものを深く掘り下げて行くと、普遍的な地平が開けることがあります。『観察映画』を作るときには、まさに僕はそれを狙っているのですが、本書の狙いも同じです。つまり、僕なりの方法論―世界をどう観て、どう受け止め、どう生きるか、を深く追究することによって、読者の皆さんそれぞれが『世界をどう観て、どう受け止め、どう生きるか』について考えるきっかけにしていただきたいのです。」

論客としても知られる著者の独自の方法論が、いま解き明かされます。

ちょうど本書の刊行直前、嬉しいニュースも舞い込んできました。

想田さんの新作映画『牡蠣工場』(2015年・東風配給)がロカルノ国際映画祭への正式招待に決まったのです!

日本での公開時期は未定ですが、こちらも楽しみです。

『カメラを持て、町へ出よう 「観察映画」論』は7月24日(金)発売です。
ぜひ、ご一読を!

担当:ま

amazon_kamera


▽「牡蠣工場」公式サイト(英文)
http://www.oysterfactory.net/

▽知のトレッキング叢書
http://www.shueisha-int.co.jp/chi-tre

『虫から始まる文明論』(奥本大三郎・著)が発売になります!

2015年2月18日

2月26日(木)に「知のトレッキング叢書」最新刊『虫から始まる文明論』(奥本大三郎・著)が発売になります!

さきほど見本が届きました。

文明論

見本が届きました♫


本書は、フランス文学者にして、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長でもある “現代のファーブル” 奥本大三郎さんによる「虫の世界」と「人の世界」をつなぐ異色の文明論です。

文学者として、そして希代の昆虫愛好家として世界各国を巡るうち、奥本さんは世界の各地域ごとに虫や鳥の姿形や色彩に共通の傾向があり、しかもそれがその土地に住む人々が作り出すものと似ていることに気づいたといいます。

考えてみてください。
フランスや中国の庭園と、日本庭園はいかに違っていることか。そしてそれはフランス料理と中華料理、日本料理の盛りつけの違いにも共通する美意識であり、松花堂弁当や幕の内弁当、数百円のコンビニ弁当にさえ同じ「美」が潜んでいる……。

文芸、美術、宗教、風習などまで、あらゆる人間生活の表現に風土が深く関係しているのではないか――豊富な実例をもとに語られる奥本さんの『虫から始まる文明論』は、小さな虫や草花を見る目を、そして日本や世界の国々を見る目を変えてくれる楽しさに満ちています。

ゴホンツノカブトとタイの寺院の屋根の形状の類似、アグリアス蝶とベニコンゴウインコの色彩の共通点、南米の昆虫だけがもつメタリックな色彩の衝撃的な美しさ……奥本さんご自身が撮りためたものと、昆虫写真家・海野和男さんによる各国の貴重な写真で構成したカラー口絵も必見です!

本書口絵より

本書口絵より


奥本さんが20年以上にわたって構想してきた内容をまとめた渾身の一冊です。
どうぞよろしくお願いいたします。

担当M

★NPO法人 日本アンリ・ファーブル会
★海野和男のデジタル昆虫記
★知のトレッキング叢書

7月25日(金)発売『「サル化」する人間社会』の見本が届きました!

2014年7月16日

さきほど届いた見本。

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7月25日(金)に発売される『「サル化」する人間社会』は、霊長類研究の世界的権威として知られる山極寿一先生(京都大学大学院理学研究科教授)の最新刊です。

先頃、山極先生は京都大学の次期総長に就任することが決まり、一躍「時のひと」となりました。新聞・雑誌でも大きく報じられていましたね。

就任会見で、山極先生は 「ゴリラのように泰然自若と」 がモットーと発言。

「人間より広く深い自然の視点で見れば、人間が抱える問題を越える工夫も得られるのではないか」と、いかにもゴリラ先生らしい発言をされました。

そうしたゴリラの魅力をはじめ、霊長類研究から見た人間の本性(ほんせい)とは何か、社会とは何かをわかりやすくお話してくれているのが、この『「サル化」する人間社会』なのです。


♣ ヒトの睾丸は、チンパンジーより小さく、ゴリラより大きい。

 その事実からわかる進化の謎とは?

♣ 言葉が誕生する前、人間はどうコミュニケーションしていたのか?

♣ ゴリラは歌う。どんな時に、何のために?


などなど、気になるお話がたくさん出てきます。
発売をお楽しみに☆

担当KG

『生命とは何だろう?』(長沼毅・著)が第60回青少年読書感想文全国コンクール(高等学校の部)課題図書に選ばれました!

2014年6月5日

seimei2知のトレッキング叢書 
『生命とは何だろう?』 
(長沼毅・著) 

第60回青少年読書感想文全国コンクール(高等学校の部)で課題図書に選ばれました!


地球に最初の生命が誕生してから、およそ38億年。

最初の生命はどこで生まれたのか?
生命を人工的に創り出すことはできるのか?
そもそも生命とは何なのか?

世界中をフィールドワークする生物学者・長沼毅さんが、生命に関する様々な謎をわかりやすく解説します。


『生命とは何だろう?』詳細ページ(立ち読み公開中!!)

知のトレッキング叢書 好評発売中!


★「青少年読書感想文全国コンクール」はこちら

読売新聞夕刊<編集者発>コーナーに『驚くべき日本語』が掲載されました!

2014年2月25日

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昨日(2014年2月24日)の読売新聞夕刊、<編集者発>コーナーに、『驚くべき日本語』(ロジャー・パルバース著)が掲載されました。


本書の編集担当者が書いたものを再掲します。


 *

「なんで日本人より日本語がそんなにうまいんです?」

とある雑談中、話術の達人で、直接日本語で書いた小説も数多い、作家のパルバースさんに訊いたときのこと。

「だって、簡潔で柔軟、しかも微妙な表現力に富んでいる日本語ほど、『非日本人』に便利な言語はないもの」

本書は、氏が漏らしたそんなひと言から生まれました。

日本人のわたしは「え?」と耳を疑いました。全く逆にこう思い込んでいたからです。

「日本語ほど『曖昧』『非論理的』で『感覚的』な、世界でも特殊な言語はない……」

パルバースさんは、本書で、こんな日本人的な思い込みのすべてを鮮やかな論理でくつがえし、「日本語は、英語よりはるかに『世界共通語(リンガ・フランカ)』にふさわしい!」と断言します。

その背景にあるのが、母語の英語をふくめ、ロシア語、ポーランド語、日本語という、まったく異なる文化的背景から生まれた四つの言語を完璧に習得した、氏ご自身の独特な言語体験と、そこから得た比較言語論的な視点です。

「世界の言語から見た、日本語のすばらしさとは何か」という、従来触れられなかった画期的で斬新な日本語論。

本書は、日本人の知らない日本語の驚くべき可能性にあふれています。
(1000円)

集英社インターナショナル出版部
生駒 正明




book.gif 本書はウェブ立ち読みで試し読みもできます。
ぜひご利用ください!

広報K