‘電子出版’ カテゴリーのアーカイブ

「自炊」を考える(その3)

2010年8月21日

さて、ここまで自炊について考えてきましたが、読書家、愛書家を悩ませる蔵書整理問題を解決するうえで、重要なキーワードとなってくるのが最近、流行の「持続可能性」Sustainabilityであろうかと思います。

つまり、どんなに画期的で、素晴らしい方法であっても長続きしないのでは意味がない。ローテクではあっても、長続きすることのほうが重要なのです。
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「自炊」を考える(その2)

2010年8月21日

電子出版の急激な普及とともに、今、愛書家、読書家のあいだで注目を集めている「自炊」、すなわち、自分の所有する本を解体して、それをスキャナーにかけて電子化してしまう。つまり自分一人のための電子書籍を作るというのが「自炊」というわけなのですが、この自炊、本当に蔵書整理の最終兵器になるのでしょうか。

私はそれに対して、少々、疑問を感じています。

たとえばちょっと前にレコードからCDへの移行が起きました。そのときに、どれだけの人が「貴重なレコードコレクション」をデジタル化しましたか?

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「自炊」を考える(その1)

2010年8月21日

「自炊」用のドキュメントスキャナ

「自炊」用のドキュメントスキャナ



こういう話を書籍を作っている当事者が書くのは、いささか問題ではありますが、本好き、読書家にとって一番頭の痛いのが「本は場所を取る」という事実ですね!

読み終わった本をきれいに書棚に並べ、ときに「むふふふ」と眺めるのは何とも言えず気分のいいことです。読み終わった本が増えていけば、それだけ頭がよくなったような気もするし、人間的に成長した気持ちになる(それが必ずしも現実とは限らないのですが……)。

しかし、そんなふうに本をきれいに陳列していこうという思いはたちまち「スペースの壁」にぶつかって挫折してしまいます。本棚はあっという間にいっぱいになり、入りきれない本がだんだん床や机の上に積み上げられ、そこにホコリが溜まっていく。片付けたいのは山々なれども、何せ場所がない! 本はCDなどと違って厚みがありますから、どうしてもすぐに溢れてしまうんですよね。

かといって、段ボールに詰めて押し入れに入れてしまえば、これはもう二度と開けないのは必定だし、段ボールが増えてくれば、どこに何が入っているのかも分からないので、なおさらデッドストックと化していく。

この収納問題は愛書家、読書家を昔から悩ませてきた問題です。
中には家を改造したり、建て替えたりして書庫を作ってしまう人もいますが、そこまでのことができる余裕のある人はやはり限られています。

そこで最近、注目を集めているのが「自炊」です。
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Kindleレポート その3 ~お詫びとご報告~

2010年4月20日

さて、ようやく昨日から『出世力』の立ち読みサービスを特設ページにて公開したのですが、ごらんになった方から「せっかくKindleに入れてみたのに読めなかった!」というお声をいただきました。

たしかに弊社で公開したpdfをKindleのドキュメントフォルダに入れると、次のようなメッセージが!
エラーメッセージ

“Embedded features not yet supported”とありますので、最終ページにあるネット書店さんへのハイパーリンクなどが問題なのでは!と思いまして、さっそく実験してみました。

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が~ん!

2010年4月17日

いま、ネットで自分のお気に入りサイトを定期巡回しておりましたら、ちょっとショックな記事が。

それは「ガジェット通信」さんの

本をスキャンしてPDF化してくれるサービス開始!

という記事です。

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立ち読み計画始動!

2010年4月16日

さて、先日の「立ち読みサービス」開始のニュースは昨日(15日)付の日本経済新聞(朝刊13面)でも紹介されました。

さっそく編集部に著者や関係者から「協力したい」というご連絡をいただき、その反響にびっくり。

今さらながら新聞の力を(当たり前ですけれど)思い知りました。

さすが日経新聞さん!(よいしょ♪)


さて、その第一弾となる『出世力』尾崎弘之著の見本が編集部に到着しました!

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「本格的ネット立ち読みサービス」を開始します

2010年4月14日

すでに3月25日付けの本ブログでも告知しておりましたが、いよいよ弊社では、
4月26日刊行予定の

『出世力』 尾崎弘之著

~なぜあなたの「頑張り」が認められないのか~

において、PDFリーダーを用いて、新刊書の「立ち読み」ができるサービスの試みを開始することになりました。

正式のアップロード時期は未定ですが、来週前半をめどに同書の1~3章の本文データを弊社サイト上にて公開します。

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数学セミナー!

2010年4月13日

みなさんは数学セミナーという雑誌をご存じですか?

おそらくほとんどの読者はご存じないでしょうが、数学好きならば誰でも一度は昭和37年に創刊されたこの数学専門誌を手に取り、「うふ~」とニヤついた経験があるかも(私はある!)。

まあ、数学好きの人にとっては、あこがれの雑誌ですかね。なんか分からないけど、超クールって感じ?

超越数 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

リーマン予想 キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ナヴィエ-ストークス方程式 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

ま、こんな感じな雑誌ですよ(ぜえぜえ)。

で、話は長くなりましたが、そのあこがれの雑誌「数学セミナー」2010.05号に

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Kindleレポートその2

2010年4月10日

昨日、Twitterにて電子出版のことをつぶやいていたら、フォロワーの方から「電子出版専門のフォントがあるらしいですよ」と教えていただいた。

ああ、そういえばそういうのを聞いた気がしないではない(汗)

というわけで、ちょとだけですが、調べてみました。
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Kindleレポートその1

2010年4月9日

Kindleは最近のものになって、日本語のフォントを埋め込んであるpdfも表示できるようになった。で、さっそく手元にある原稿データ(四月の末に出るものですが)をpdf化して実験してみました。

Kindleへのファイルの転送はPCとKindleとをUSBケーブルで接続すればいいので至って簡単。あとはファイルをドキュメントフォルダにコピーすればいいのです。

で、まず感じたのは「余白は不要」ということです。

図像は省略しますが、普通、文書ファイルを作るときには余白を作りますが、キンドルのような端末の場合、周囲の枠がそれ自体、余白の効果をなしているし、余白を作ることによってますます文字が小さくなりますから、なるべく余白は少なめにします(本当は縦横比も画面に合わせたほうがもっといいかも)。

また、ノンブル(ページ番号)はKindleが表示してくれるので不要ですから、これも取ります。

で、次に気付いたのは「ノーマルな明朝フォントだと弱い」ということ。

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