‘2017年発売’ カテゴリーのアーカイブ

「さいとうさん」の「さい」の漢字は、何通りあると思いますか?

2018年3月8日

誰でも持っている名前、ふだん何気なく使っている自分の名前も他人の名前も、ちょっと考えると、いろいろ不思議な疑問が湧いてきます。

例えば、「鈴木さん」。日本で1、2を争うほど多い名字ですが、「鈴」の「木」って、どんな木なんでしょうか?

そもそも、どうして鈴木さんという名字は、こんなに多いのでしょうか?

例えば、東西南北がつく名前がありますが、北村さん、西村さんは多いけれど、南村さん、東村さんという名字はあまり聞かないのは、なぜなのでしょうか?

よくよく考えてみれば、謎がけっこうたくさんある日本人の人名について、さまざまな角度から探究していく番組が、NHK総合テレビ「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」です。

古舘伊知郎さんと赤木野々花アナウンサーのコンビで進行。レギュラー出演には、ハライチの澤部佑さん、女優の宮崎美子さん、名字評論家の森岡浩さんが登場し、毎回ゲストと一緒に、楽しくお名前を探究します。

この人気番組を、書籍にしました。

第1弾は、「鈴木さん」「東西南北がつく名前」、「さいとうさん」、「山田さん」、「不思議な読み方をする名字」、女性の名前につく「○子さん」の6つのテーマを収録しました。

例えば、「さいとうさん」の「さい」の漢字は、何通りあると思いますか? 斉藤、斎藤、齊籐、齋藤……なんと、80通り以上もあるそうです。テレビで照会された一覧表も、本書に掲載しています。

お役所に出す書類の氏名記入例に、「山田太郎」「山田花子」が多いのは、なぜか? という素朴な疑問から、全国の市町村に一斉調査。さすがはNHKというこの大調査の結果、意外な事実が明らかに……?

など、お名前に関して、これまで知らなかったさまざまなことを知ることができます。

番組を見ている方も、見ていない方も、読めばきっと誰かに話したくなるエピソードがたっぷりです。ぜひ、お楽しみください。


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第一線で格闘技の取材・執筆を続けてきたジャーナリストが綴る、「20年目の真実」

2018年3月8日

著者の近藤隆夫さんは、1967年生まれです。小学校の頃からプロレスをこよなく愛し、毎週金曜日夜には、他のクラスメイトが「太陽にほえろ!」や「3年B組金八先生」を観ている時にも、同時間に放送されていたテレビ朝日系列の「ワールドプロレスリング」を欠かさず観ていた思い出が、本書にも語られています。

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プロレスをこよなく愛していた著者は、「プロレスなんて、ショーなんだよ」と否定的に見るクラスメートに対して、敢然とプロレスを擁護。その様子が本書にも出てきます。

限りなく熱いプロレスへの愛情。担当者の私は、小学生の頃はどちらかというと、プロレスに懐疑的な目を持っていた方だったので、近藤少年のピュアな情熱には、読んでいてなおさら心を打たれるものがありました。

(ちょっと言い訳を言わせていただければ、私が小学生の頃というのは、近藤さんの小学校時代より数年前の時代であり、テレビで「タイガーマスク」というアニメをやっていまして、毎週毎週、ものすごい流血と暴力シーンとがアニメで繰り広げられており――何しろ「虎の穴」の悪役レスラーは、「裏切り者」タイガーマスクを本気で殺しに来るのですから――実際のプロレス中継が、ショーに見えてしまったのです)

好きが高じて格闘技雑誌の記者・編集者となった著者が、本書では20年前の世紀の一戦、ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦の「PRIDE. 1」の背景にあった真実の姿をルポします。ヒクソンの圧勝、高田の惨敗に終わったその試合は結果として、プロレス界、格闘技界の勢力図を塗り替える「歴史的一戦」と位置づけられています。



ヒクソン・グレイシーとの親交が厚く、また、プロレスの全盛期、総合格闘技の黎明期を経て現在まで、第一線で格闘技の取材・執筆を続けてきたジャーナリストの近藤隆夫さんが、今だからこそ語れる「20年目の真実」を書き下ろしました。ぜひ、お楽しみください。

『奇跡のスーパーマーケット』の物語が、フジテレビ「奇跡体験! アンビリーバボー」で放送されます!

2017年11月8日

『奇跡のスーパーマーケット』(ダニエル・コーシャン/グラント・ウェルカー著 太田美和子訳)が、発売になりました!

「こんなアメリカもあるんだ!」と、びっくりするような奇跡の実話です。


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奇跡とはまず、「こんなスーパーマーケットが、アメリカにあるんだ!」という奇跡。

「会社は誰のためにある?」という問いに、「会社は、社会のためにある」と、CEOのアーサー・テレマコス(アーサー・T)・デモーラスは公言していました。

ニューイングランド地方といわれるアメリカ北東部六州で70数店舗を営業していた「マーケット・バスケット」というスーパーマーケットは、地元に愛されているスーパーです。

他のどの店よりも安く、地元から積極的に従業員を採用、従業員のボーナスや奨学金制度を充実させ、取引先との関係も大切にする、地元の食材を積極的に仕入れる……三代目CEOのアーサー・Tは、「会社は社会のためにある」「商売よりも、人々が優先」を公言する人物でした。

そのうえビジネスも成功し、6年間あまりの間に会社は二桁成長をとげていました。こんな会社、こんなスーパーマーケットがあるんだというのが第1の奇跡です。
ところが、そのCEOのアーサー・Tが解任されてしまいます。

「人々よりも商売を優先」したい株主たちが、アーサーを解任に追い込んだのです。



もう一つの奇跡は、そこから起きました。

まずは、幹部社員たちがボイコットを始めます。そして、取引先からも商品が納入されなくなりました。……新しいCEOのもとにはじまった店の売り場はすぐに空っぽになっていきます。幹部社員たちは、すぐに解雇されました。ところが、ボイコットの輪は大きく広がり、地元のお客さんたちが、アーサー・Tの復帰を求めてボイコットを始めます。他のスーパーで買い物をしたレシートをもって、マーケット・バスケットの店舗に貼りつけます。「ほら、今日あなた方は、これだけ損をしましたよ」というわけです。

200万人を超える大きな抵抗運動は、地元メディアだけでなく、全米に報道されるようになり、大きな話題となりました。

約2ヶ月にわたる大きな運動を経て、運動は、政治や経済の問題にもなり、州知事たちも動き始めます。そして奇跡は起こりました。CEOアーサー・Tの復帰が実現したのです。
トランプ大統領が巻き起こす騒動とは、まったく別のアメリカの姿がここにあります。これまで日本ではほとんど知られていなかったこの物語は、11月9日フジテレビの「奇跡体験! アンビリバボー」でも放送されます。

「会社は誰のためにあるのか?」「仕事は何のためにするのか?」働く人々に胸のすくような答えを与える一冊だと思います。ぜひ、お読み下さい。

『国民のしつけ方』の著者・斎藤貴男氏の講演

2017年11月7日

『国民のしつけ方』の著者でジャーナリストの斎藤貴男さんが、全国各地で講演をなさっておられます。

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政権による報道への圧力、メディア側の自主規制、ネットで常態化する記事のような広告…。講演では、現状をつまびらかにし、知る権利を守るためにわれわれにできることを考えます。所要時間は1時間~1時間半。これまで、市民団体や各種経済団体、新聞社、民間企業・メディアの組合等が主催。希望される団体は、団体名、代表者名、定員、開催地、希望日時、連絡先を、弊社お問い合わせフォームにてお知らせください。斎藤さんにお繋ぎいたします(謝礼等については直接ご本人とお話しください)。



担当:ま

痛快な野球ドラマのような面白さ! 小林信也著『生きて還る 完全試合投手となった特攻帰還兵 武智文雄』

2017年11月7日

全国の書店で好評発売中の『生きて還る 完全試合投手となった特攻帰還兵 武智文雄』は、近鉄パールス・武智文雄投手の生涯を描いた、新たな戦後史を発掘するノンフィクションです。

戦後、プロ野球黎明期に特攻隊から奇跡の生還をし、近鉄球団と最初に契約した投手がいました。この投手は、最多勝利投手、パ・リーグ完全試合第一号を成し遂げ、同じ年にあわや二度目の完全試合、またチーム消滅の危機を救った立役者にもなります。こんな名投手がいたのか、と多くの方が思うはずです。

前半は反戦の物語であり、後半は痛快な野球ドラマのような面白さ。そして、野球と人生と社会に対する著者の熱いメッセージが伝わってきます。

ぜひ、ご一読ください。


担当:ま

藤原辰史著『戦争と農業』、好評発売中です!

2017年11月7日

藤原辰史先生は、京都大学人文科学研究所の准教授で、食と政治の関係をユニークな視点で論じた『ナチスのキッチン』(水声社刊・河合隼雄学芸賞受賞)で注目を集めました。専門は、農業史、食の文化史、ドイツ現代史。いま、多くのメディアで活躍されている気鋭の論客です。

『戦争と農業』は、20世紀の農業のテクノロジーが、いかに戦争に応用、転用されてきたかを明らかにし、その流れが、現在の歪んだ食の状況、つまり飽食と飢餓が共存する社会を生み出している、と指摘しています。なぜ、こんなことになってしまったのか。これらの問題を克服するためにできることは何か。そのヒントが本書にあります。


話題は、戦争、農業、政治、飢餓、食料廃棄、教育など幅広いのですが、これらの話はすべて繋がっています。この繋がりを、より多くの方に共感していただきたいと思います。



担当:ま

明石順平・著『アベノミクスによろしく』重版決定!

2017年11月7日

10月6日発売のインターナショナル新書『アベノミクスによろしく』、お陰様で重版が決定しました。


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本書の発売直前の9月28日に衆議院が解散され、10月22日に総選挙が行われました。

予期せぬ解散・総選挙となりましたが、今回の選挙期間中、ピーター・バラカンさんをはじめネットで多くの方が「選挙前に必読!」と『アベノミクスによろしく』を紹介してくださいました。

「実質賃金は上がってないけれど、株高がつづいているのでアベノミクスは効果があったのでは」――著者の明石さんから送られてきた原稿を読む前は、担当編集であるわたしも、そう思っていました。

しかし、明石さんの原稿を読んでみると、アベノミクスにより、国内消費は「リーマンショック時を越える下落率」を記録。

しかもGDPかさ上げ疑惑まであることを知り、愕然としました。

本書では90近いグラフと表を使って、それらを具体的に説明しています。



「アベノミクスの失敗がよくわかった」(男性・57歳)、
「この本に出会えて嬉しいです。目の前の霞がはれました」(女性・69歳)
といった声も、たくさんお寄せいただいていております。



多くの方にご好評いただいている、明石順平・著『アベノミクスによろしく』をぜひお近くの書店さんにて手にとってみてください!

ウェブサイトでは、第一章を公開中です。



担当MTKW

哲学者とゴリラ研究者の破天荒対談本が発売中です!

2017年8月8日

8月7日、インターナショナル新書の最新刊『都市と野生の思考』が発売されました!

朝日新聞の第一面を飾る「折々のことば」でもおなじみの哲学者・鷲田清一と、京都大学総長でゴリラ研究の世界的権威・山極寿一という異色の顔合わせの対談。リーダーシップ、老い、教養の本質、自由など多岐にわたるテーマをめぐって刺激的な対話が展開されます。教育についても熱く語ります。

ご多忙な合間をぬって6回にわたって京都で行われた貴重な対話でもあります。ぜひご一読いただければ幸いです。

『ショコラ』著者、ジェラール・ノワリエルさんが東京、大阪で講演をいたします!

2017年6月9日

『ショコラ 歴史から去られたある黒人芸人の数奇な生涯』の著者、ジェラール・ノワリエルさんが来日! 東京、大阪で講演をいたします。

・6月13日(火)18: 00~は、アンスティテュ・フランセ東京(新宿区飯田橋)にて映画『ショコラ 君がいて、僕がいる』の上映会と、上映後ノワリエルさんの講演会。http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1706131800/

・6月14日(水)18:30~20:30は、日仏会館1Fホールにて講演会「歴史の社会的機能」。
http://www.mfj.gr.jp/agenda/2017/06/14/20170614noiriel/index_ja.php

・6月15日(木)18:30~20:30は、日仏会館501会議室にて人文社会系セミナー「19-20正規の歴史家たちのネーション観」
https://www.mfjtokyo.or.jp/events/course/20170615.html

・6月16日(金)18:30~21:00は、大阪市立大学 文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)にて講演会「フランスという坩堝は今」(連絡先:インターナショナルスクール事務局is_office@lit.osaka-cu.ac.jp )

ふるってご参加ください。

『ショコラ』概要紹介⑤

2017年5月19日

『ショコラ 歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯』の著者、1950年生まれのジェラール・ノワリエルは、フランス社会科学高等研究院教授で、フランスにおける移民史研究のパイオニア的存在です。

ロートレックによるショコラのデッサン(©BNF)

ロートレックによるショコラのデッサン(©BNF)


本書の冒頭で、「レイシズムを告発するよく聞く道徳的な台詞(せりふ)の羅列は避けたかった。そうした言葉はもはや大して役に立たないだろう。何か新しいアイディアが必要だった」と言い、そのために、ラファエルというひとりの黒人奴隷を見つけ、その生涯を綴った動機を述べています。

「フランス革命」からそれほど時間が経っていなかった当時のパリは、「人間は生まれながらにして、みな平等である」という世界で最も「人権」を尊重していた場所、のはずでした。

しかし実際には、この「人間」という概念に、黒人は含まれていなかったのでしょう。

黒人は「猿から人間へと進化する途中の動物」とあからさまに考える人がまだ多かった時代だったのです。

それを示す一例が、本書に出てくる「順化園」というパリの名所のひとつです。

ここはほぼ動物園と変わりのないものですが、当時、アフリカからある黒人民族を連れてきて、世にも珍しい動物として「展示」したのです。

「順化園」で「展示」された、いちアフリカ民族(©BNF)

「順化園」で「展示」された、いちアフリカ民族(©BNF)


おそらくこの「順化」とは、自分たち「白人」こそが動物たちをより進化させる責任と力を持つ、という意味だったにちがいありません。

つい一世紀前には、まだ私たち人間のなかに、そのような意識が強く残っていた状況下で、ラファエルは道化師の大スターとなった。

当然ながら、ラファエルの揺れ動く人生の根底に、白人たちの心から消すことのできない「差別意識」があったのです。



以上、5回にわたってご紹介してきました『ショコラ』、ぜひ映画とあわせてご覧いただければ幸いです。

担当IKM


★好評発売中★
ショコラ



★本書が原案の映画『ショコラ 君がいて、僕がいる』公開中!


出演:オマール・シー、ジェームス・ティエレ
監督:ロジェディ・ゼム
(配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES)